【だから、笑おう ~ 心理士の読書散歩 No.5】

生きてると、楽しく嬉しいことばかりじゃなくて、苦しいことや悲しいことも避けられない。
でも、「自分が一番つらい」なんて、言えない。
命の危険に晒されている人もいるのに、こんな程度で…と、咎めるような気持ちが出てくる時があります。
こういう世界情勢では、なおさら。

本来は、どんな人の苦しみも辛さも、その人のもの。
そして、その人ならではの方法で、乗り越えたり、背負ったりして生きています。
苦しいって言いたくなれば、言っていい。
苦しみも、乗り越え方も、他の人と比べるものではないようです。

それでも、こっそりお手本にしたいと思うのは、「笑い」の力をうまく使う人。

小さなユーモアの種を見逃さず、クスッと笑うチャンスに育てる。
どんな苦しみにも、何かしらの効果がある気がします。

笑いの種も、人それぞれ。どこに種が落ちているか、わかりません。
あなたの笑いの種、わたしの笑いの種、必要なときには見つかるといいな。

画像ネタ元『あの素晴らしき七年/エトガル・ケレット著』

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