【言う・話す・語る ~ 心理士の読書散歩 No.16 ~】

なぜ、人は物語を紡ぐのか。
なにを伝えたいのか。
どこへ届けたいのか。
それは物語でないと駄目なのか。

わたしたちが、普段使っている言葉と、
「物語」を紡ぐ言葉は、ちがうのでしょうか。
言う、話す、語るは、同じではないのでしょうか?

言葉が「物語」となるのは、
その人にとって、情報の伝達や気持ちの表現以上の、
はかり知れない意味を生むからのような気がします。

時間も場所も、自由自在に行き来して、
物語は、紡がれ、読まれ、
その人ならではの意味を、広げたり深めたりしていく。

その人の生き方、その人の感じ方、
「あなたを、あなたたらしめる作用」が、
物語にはあるのかもしれません。

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画像ネタ元『物語のあるところ/吉田篤弘著』