忘却と学習の狭間で

 知らなかったことや、新しい方法を学んで、「それならうまくいきそう」と意気込み、期待する。
 研修に参加したり、本を読んだりするのは、仕事や生活をよりよくしたいという目的もあります。

 ところが、結局は、学んだはずの知識や方法が活かされずに、今までと同じようなことを繰り返している。人間は、忘れるという才能があるのです。そのうえ、新しい方法より、慣れ親しんだ方法を優先しやすい。学んでは、忘れ。忘れては、学び。

 だから、一回で習得しようとしない。忘れたことに落ち込まない。
 学習は、返し縫いで、ちょっとずつ進んでいく。その方が、仕上がりも丈夫なものになりそうです。

→「 忘却と学習の狭間で 」から京都市役所前カウンセリングルーム坪庭のホームページ

フクロウのミニチュア