【DNA+経験≒自分 ~ 心理士の読書散歩 No.11】
自分がどうするのかは、自分で決めたい。考えて、選んで行動する。
どんな道に進むのか、決定権は自分。
…って思ってたけど、自分って何だろう?
例えば、遺伝子。例えば、経験。
遺伝子がもっている情報で、基本の生態(泳ぐのか飛ぶのか歩くのか、呼吸はどうするか、何を食べるか、等々)が決まるし、それに適した形態にもなります。
経験してきたことで、考え方の癖やコミュニケーションのスタイル(何に心を打たれるか、その人らしい話し方、良し悪しの基準、等々)が、できあがっていきます。
この服が好き、この味が嫌い、この人が好き、この色が嫌い。
それって、どこまで遺伝子や経験の影響を受けてるのでしょう?
あらゆる人と、また人以外の命や存在と、
遺伝子や経験を通じて、私たちは繋がっている。
繋がりのなかで生きる「自分」なのだと、あらためて感じています。
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画像ネタ元『沼地のある森を抜けて/梨木香歩著』